心療内科とリハビリテーションの共通点とは?

今回は「心療内科とリハビリテーション」の共通点について取り上げます。

心療内科で大切なBPSモデル

心療内科の視点で患者さんを診察する上で大切な視点はいくつかありますが、その中でも代表的なものにBPSモデルがあります。

このBPSモデルとは

「Bio-Psycho-Social model」

のことで

Bio:生物学的

Psycho:精神(心理)的

Social:社会的

の3つを統合して考えるモデルです。

例えば、過敏性腸症候群(心身症)の患者さんの場合、

Bio:下痢・腹痛

Psycho:緊張・不安

Social:社会的立場

などといった枠組みで考えることを指します。

このように整理することで、どこが問題か、どこにアプローチすべきかに着目することができます。

リハビリテーションで大切な国際生活機能分類モデル

一方で、リハビリテーションで最も有名なモデルは「国際生活機能分類」のモデルです。別名ICFとも呼ばれます。

リハビリをしている老人のイラスト

ここでは健康状態を

心身機能・構造

活動

参加

の3つに分けた生活機能との兼ね合いで評価します。

(その他、環境因子や個人因子などの背景因子も関係します)

例えば過敏性腸症候群(心身症)の方では

心身機能・構造:下痢・腹痛・緊張

活動:下痢があることによる通勤時の満員電車に乗れないなどの活動制限

参加:社会的な参加制約

などと考えることができます。

まとめ

いかがでしょうか。

共通点は大きく2つあるかと思います。

一つは、患者さんを身体面だけでなく精神面も評価している

もう一つは、病気だけでなく社会的な位置づけも重視している

という点です。

心療内科の治療においては最終的な治療のゴールは症状の軽快(消失ではありません)は勿論のことですが、その後の社会生活がうまく適応できるかということになるので、リハビリテーションのICFの視点は非常に親和性が高いと思います。

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