心療内科の名前の由来、知ってます??
このブログの大きなテーマである、「心療内科」の語源について知っている人は、意外に少ないのかもしれません。
今回は「心療内科」の名前の由来と歴史について解説します。

心療内科・・・それは心(理)療(法)内科!
結論はズバリ、
心療内科・・・それは心(理)療(法)内科!
なのです。
ご存知でしたか?
恥ずかしながら、自分自身も心療内科の語源を知ったのは、心療内科の存在を知って以降です。(それ以前は心療内科=精神科と思っていました)
すなわち、心療内科とは
『心理療法を行う内科』
であるといえます。
心療内科の歴史
実は心療内科の歴史は古く、60年以上の歴史があります。
かの有名な日野原重明先生等によって、米国から「身体精神医学」という概念が日本に紹介されました。
その後、1960年には池見酉次郎らによって、第一回の日本精神身体医学会が開催されました。
1975年に、 日本精神身体医学会 から日本心身医学会に改名され、
1996年に診療標榜科としての「心療内科」が認められたという歴史があります。
心療内科の立ち位置
心療内科は上記の通り、学問的には「心身医学」に立脚した臨床を行います。
したがって、心療内科は内科の一分野なのですが、ほかの心身医学を基礎とする領域には
・歯科心身医学
・耳鼻咽喉科心身医学
・女性心身医学
・小児心身医学
などがあります。
また心身医学の内科の中の領域としても
・消化器心身医学
・呼吸器心身医学
・循環器心身医学
など、それぞれの専門分野があり、様々な心療内科医が活躍しています。
まとめ
心療内科の名前の由来から、その歴史・立ち位置などについて解説しました。
心療内科は「心身症」を専門にみる内科として、
世の中の方に、広く知っていただきたいと思います。