本当に動機づけできる?動機づけ面接

今回は心理療法の一つ『動機づけ面接』を取り上げます。「動機」って普段の生活でも良く使う言葉ですよね。その『動機づけ』が出来る心理療法って興味ありませんか?今回は『動機づけ面接』を分かりやすく解説します!

動機づけ面接のキーワード “両価性”

動機づけ面接は元々アルコール依存などの依存症の治療に有用と考えられてきましたが、今ではそれ以外の糖尿病や肥満症などにも使われ始めています。また医学領域だけでなく、司法(矯正)・教育などにも用いられることが多くなっています。

動機づけ面接のキーワードは、ズバリ“両価性”です! 

両価性とは、その文字が示すとおり、両方に価値を感じる状態、簡単に言うと、変わりたいけど変わりたくない状態のことです。アルコール依存症やギャンブル依存症を例に挙げると、「わかっちゃいるけどやめられない」状態ですね。

自身でも、やめないといけない理由は分かっている、けれど変われない(変わりたくない)理由もあるというとき、人は一種のこう着状態に陥っており、身動きがとれません。

この両価性を打破するのが『動機づけ面接』です。

動機づけ面接ってどんな面接?

「面接」と聞くと怖い印象を受けるかたもいるかもしれません。

ただこの「動機づけ面接」は英語でいうMotivational Interviewingを日本語訳したもので、「モチベーション」とか「インタビュー」であれば良く聞く言葉ですし、「モチベーションが上がるインタビューなんだ!」と思ったら、受けたくなりませんか?

実際、動機づけ面接を用いた診察法も、一見すると普通の会話にしか見えません。一般的に知られているカウンセリングに比較して、心理的な介入度合い(どれくらい心の中のことを取り扱うか)は非常に少ないのが、この心理療法の特徴です。

具体的には、“両価性”について取り扱い、「変わりたい!」「変われる!」(このことをチェンジトークと言います)を増やしていくことが動機づけ面接のキモになります。

動機づけ面接の4つの精神

動機づけ面接は、単なるテクニックではありません。もちろん心理療法なので、きちんとした研修や資格試験もありますが、その根底にあるのは動機づけ面接を行ううえでの基盤となる4つの精神です。

これらは、

①パートナーシップ:患者さんと医療者が手を取り合って動く

②受容:患者さんが体験していることを医療者は受け入れる

③思いやり:患者さんの幸せを願う

④引き出す:患者さんの強みを最大限生かす

の4つです。これらの4つの精神を元に、動機づけ面接が行われるのが理想です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

動機づけ面接は、非常に幅広く使われる心理療法の一つです。

「わかっちゃいるけどやめられない」
あなた、一度動機づけ面接を受けてみませんか?

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