そのめまい…実はメニエール病ではありません!

めまいを起こす病気として広く知られている病気『メニエール病』

メニエール病は代表的な心身症(ストレスが原因の身体疾患)です。

ただ、実際にはめまい=メニエール病と自分で思っていて、そうではないこともしばしばあります。

今回は、メニエール病以外のめまいを起こす病気について解説します。

めまいを起こしている人のイラスト

最も多いBPPV!(良性発作性頭位めまい症)

実はめまいの中で最も多いのはメニエール病ではなく、このBPPVと言われています。

日本語で言うと、「両性発作性頭位めまい症」と言い(名称が長いので、みなBPPVと言います)、平たく言うと、急に頭を動かしたときにおこるめまいです。

メニエール病も頭を動かすとめまいが悪くなりますが、このBPPVは実際に吐くくらいに強いめまいが特徴です。

よくあるのは布団の中で寝返りを打った時や、起き上がるときなどに急に頭を動かしてなります。

メニエール病との最大の違いは難聴や耳鳴などの耳の症状がなく、純粋に「めまい」のみであること。

BPPVであれば治す運動(Epley法など)があるので、それを試してみるのも一つの方法です。

絶対に見逃したくない小脳出血・梗塞!

人間のバランス感覚をつかさどる中枢が小脳という部分です。この部分に出血や脳梗塞を起こすと急激なめまいとして発症します。

出血の場合には頭痛(後頭部痛)を伴うことが多いので、比較的区別はつきますが、梗塞の場合には症状がめまいやふらつきだけといったこともしばしばあり、メニエール病と思って、放置していると、治療が遅れ、後々になって後遺症を残すことになりかねません。

かぜの後の…前庭神経炎!

まためまいを起こす病気で、意外と知られていないのが「前庭神経炎」です。

これはかぜなどの感染後、一週間ほどたってから比較的急に起こるのが特徴で、先ほどのBPPVと同じく、耳の症状は伴いません。

基本的には自然に良くなることが多いため、抗めまい薬などで対応することが多いです。

まとめ

それ以外にもめまいを起こす病気は、めまいを伴う突発性難聴・外リンパ漏・超神経腫瘍など多岐にわたります。

もちろん、中には本当のメニエール病の患者さんもいますが、よくよく話を聞くと実際には別の病気ということはしばしばあります。

メニエール病であれば心身症としての治療が有効ですが、そもそも診断を誤っていたら効くはずがありません。

まずは「めまい=メニエール病」と自己診断しないことが大切です。

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