線維筋痛症の薬が飲めない!?

心療内科で診ることも多い線維筋痛症。

線維筋痛症には心理療法とともに、薬物療法が用いられることがあります。しかし残念ながら副作用で使えなかったり、止めたりとか言った声もよく耳にします。

今回は線維筋痛症で良く使われる薬について解説します。

線維筋痛症で使う薬① プレガバリン(リリカ)

筋肉痛のイラスト

ガイドラインでも一番に推奨されている薬がこのプレガバリンです。プレガバリンはもともとはてんかん(痙攣)に対する薬を少し調整してできた薬ですが、痛みを良くする効果の方が強いため、痛みに対して使用されることになりました。

この薬、非常に良い薬ではあるのですが、副作用の眠気・ふらつきが非常に厄介な薬でもあります。

欧米では300㎎~600㎎なんていうとんでもない量が使われますが、日本人でこの量が飲める方は相当体格の良い人だけで、ふつうはもっと少量、50㎎程度から開始して150㎎くらいまでが多い印象です。

量が増えるほど副作用が多く出やすくなるため、効果と副作用とのバランスが非常に難しい薬でもあります。

線維筋痛症で使う薬② デュロキセチン(サインバルタ)

デュロキセチンは、もともとは抗うつ薬として開発された薬です。脳内ホルモンに作用して、痛みを緩和する働きがあります。

このデュロキセチン、プレガバリンほどは副作用は強くないので、比較的使いやすい薬ではあるのですが、吐き気や便秘などといた消化器系の副作用が出ることがあり、また人によっては眠気が強く出る方もいるので、飲み方の工夫が必要です。

線維筋痛症で使う薬③ トラマドール(トラマール、トラムセット、ワントラム)

最後に紹介するのはトラマドールで、これは医療用麻薬の一種です。一般に使用される痛み止めと比較して、効果は強いのですが、副作用も医療用麻薬特有のものがあります。

具体的には『吐き気・眠気・便秘』です。

特に吐き気や眠気は飲み初めに多く、1週間くらいで慣れてくるのですが、便秘に関しえては飲み続けている間、ずっと続くので、基本的には下剤を一緒に飲む必要があります。

まとめ

線維筋痛症によく使われる薬の代表的な副作用についてまとめました。

線維筋痛症はとてもつらい病気として知られていますが、良くするためのお薬の副作用でさらにつらくならないように、あらかじめ知っておいていただきたいと思います。

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