あなたも持ってる?線維筋痛症の3つの原因
線維筋痛症はいわゆる「難病」の一つですが、病気を持つ人は意外と多く、日本国内では成人人口の約2%(50人に1人)、約212万人が病気を持っているという報告もあります。
今回は、そんな線維筋痛症の原因について解説します。

原因その① 身体的ストレス
まず挙げられるのが身体的なストレスです。
具体的には
・けが
・出産
・もともとの膠原病(関節リウマチ・全身性エリテマトーデスなど)
・心臓病
・片頭痛
などです。これらは原因の事もあれば、併存しているだけの事、あるいは結果の事もあると思います。
いずれにせよ、このような病気がある場合には、線維筋痛症を持ちやすいという事は知っておきましょう。
原因その② 精神的ストレス
身体的なストレスがなくても線維筋痛症が起こる場合もあります。
その場合には精神的なストレスの関与を疑います。
具体的には
・うつ
・不眠
・不安
などです。
ただし、これらも先ほどと同様、線維筋痛症の結果としてなっている可能性もあるため(常に痛みがある→気持ちがふさぎ込む)、因果関係には注意が必要です。
原因その③ その他の要因
その他の要因として、
・炎症
・遺伝的要因
・アルコール
・肥満
・栄養状態
などが知られています。
すなわち一部は生活習慣とも関わっているのではないかと考えらえれています。
しかし、いわゆる生活習慣病と違って、これらの生活習慣病を改善することで、線維筋痛症が改善するかは明らかではありません。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、代表的な線維筋痛症の原因を挙げましたが、実際にはこれらが複合的に作用して線維筋痛症を生じると考えられています。
いずれにせよ、ストレスの関与があることが多く、線維筋痛症は代表的な『心身症』の一つでもあります。
線維筋痛症自体が非常に幅の広い概念を持つ病気ですので、自己診断ではなく、一度はしっかりとした医療機関で診断をしてもらうことをおススメします。