質問コーナー:心療内科医は何を考えているか?

心療内科を受診するように他の先生から勧めらたら、皆さんどうおもうでしょうか?

「なんか怖い!」
「心を見透かされるじゃないか・・・」
「カウンセリングでいいんじゃないの?」

など様々な思いがあると思います。

とりわけ、「心療内科の先生は何を考えているか分からない!」というご指摘(お叱り?)を頂くこともしばしば。

本日は、心療内科医が診察の場面(特に初診時)でどのようなことを考えているか、ざっくり解説します。

受診のニーズ(希望・期待)

これは心療内科に限らずでしょう。患者さんが病院を受診するときには、様々なニーズ(希望や期待)があると思います。

例えば、診断をしてほしい、症状を良くしてほしい、話を聴いてほしい、薬が早くほしい、診断書を書いてほしい、違う医療機関を紹介してほしい、、、など、挙げだすときりがありません。

まずは患者さんのニーズを的確にキャッチすることから診療が始まります。

心身相関への気付き

『心身相関』は心療内科における非常に重要な概念の一つです。心身相関とは平たく言えば「こころと身体の関係」のことです。
患者さん自身が病気をどのように捕らえているかは、心療内科の治療経過に非常に大きく関わってきます。

心身相関の話はこちらの回をご覧ください。

対人関係

心療内科を受診する患者さんのストレスの原因は様々ありますが、その中でも最も多いのは対人関係によるストレスです。家庭内、職場、学校、インターネット上など、現代社会ではありとあらゆるところで人との関わりがあります。

自分と他人とは当然のことながら同一ではないため、そこになにがしかの差異が生じます。そのようなときに、受診までにどのように対応してきたか、あるいは現在どのように対応しているか、またこれからどのように対応しようと思っているかは、ストレスの対処法と密接に関わってきます。

従って、ストレスが原因の身体の病気である心身症の治療において、対人関係の特性を理解しておくことは非常に重要です。

精神症状の評価

心療内科は心身症を専門に診る内科ですが、一部には精神疾患を持つ患者さんが受診されることもしばしばあります。また紹介先を誤って、本来精神科で診るべき患者さんが来院される事も少なくありません。

従って、身体症状(からだ)の評価と共に、精神症状の評価も出来る限り行います。もちろんそこで、精神科での対応が望ましいと考えられる場合には、精神科受診を勧めたりもします。

まとめ

心療内科医が特に初診時に考えていることについてまとめました。

心療内科は決して怖いところではありませんし、ドクターといろんな話をしていくことで、新たな自分に気がつくことも少なくありません。

受診を迷っている人がいたら、一度思い切って受診してみてはいかがでしょうか?

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