質問コーナー:心療内科受診の理由

病院を受診するのには、ワケがあります。

特に心療内科を受診される患者さんの理由は様々ありますが、大きく3つくらいに分類されるのではないかと思います。

本日は受診の理由と、心療内科医がそれに対してどのように対処しているかを解説します。

理由① 他の先生から言われたから

病院での心療内科の場合、この理由で受診される事が圧倒的に多いです。
患者さん自身は心療内科受診を希望していない(=受診する必要性がないと思っている)事もしばしばあります。

したがって、まずは受診してくれたことに対してのこちらの思いを伝え、心療内科がどういう場であるかを、丁寧に解説するようにします。(それだけで初回診察の半分以上の時間がかかるも・・・)

また、このような患者さんの場合、そもそも心療内科の受診を渋ることも少なくありません。どのようにしたら受診してもらえるか、または自分で出来ることはないか、などといった相談を他の科の先生から受けることもあり、その場合には後方支援で黒幕的にアドバイスすることもしばしばです。

理由② 症状の原因を知りたい

これが2番目に多い理由でしょうか。

どのような医療機関(病院・診療所など)で心療内科を行っているかによりますが、特に大学病院の心療内科などでは、様々な検査が行えると思われて受診していることが多く、そうすると自ずと検査に対する期待値が高くなります。

しかし、実際には大学病院と街中の病院で出来る検査にはそれほど大差はなく、また検査をしても原因が分からないことは非常に多くあります。(その代表が「長く続く痛み」の原因が欝だったなど)

従って、ある程度、患者さんの希望に沿って検査を行いつつ、ただ過剰な検査にはならないように注意して診療を継続しています。

理由③ なんとかして治してほしい

病院を受診するのには、通常は何らかの「症状」があるはずです。患者さんは「症状」を治してもらいに病院を受診するわけで、ある意味当然の訴えかと思います。

しかし、特に心療内科の治療の場合、「医者に治してもらう」というよりも、「患者さんと医者で相談しながら病気に向き合っていく」という姿勢が非常に大切なため、過剰に医療に期待されることが、実は病気を逆に長引かせる理由になっていることも少なくありません。

このような場合には、治療の枠組みを最初のうちに患者さんと共有しておく事が必要になり、その治療の枠組みに納得いただけるように努めています。

まとめ

これ以外にも心療内科受診の理由は様々あります。

まずは、患者さんの心療内科受診のニーズ(期待・希望)をお聞きして、ニーズにマッチするような診療を心がけています。

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