質問コーナー:心療内科・精神科・神経科・(脳)神経内科の違い?

今回は『心療内科・精神科・神経科・(脳)神経内科の違い?』という質問に回答していきたいと思います。ちまたにはよく「心療内科・神経科・精神科」というクリニックの看板を見かけますよね。この違いを解説します!

心療内科と精神科の違い

別の投稿でも書きましたが、心療内科と精神科は本来全く別の診療科です。ただ歴史的な背景から一緒くたにされることが多く、混乱の元になっています。

心療内科と精神科の一番の違いは、対象となる病気です。

心療内科:心身症(ストレスが原因の身体の病気)
     例:過敏性腸症候群・片頭痛など

精神科:精神疾患
     例:うつ病・統合失調症など

これが全てといっても過言ではありません。

したがって、基本的には心療内科を受診すべき人は、
『からだに何らかの不調を抱えている人(なんとなくストレスが原因っぽい)』
といえます。

精神科と神経科の違い

カウンセリングのイラスト(男性医師)

これは正直セット、すなわちイコールです。「神経科」というのは昔から慣習的に使われていますが、正しくは「精神科」です。
この原因は「精神」と「神経」を混同して用いていることに由来するものと思われますが、後に示す(脳)神経内科とも明確に異なります。

精神科と(脳)神経内科の違い

これも先ほどの理由で非常に混同されることが多いのですが、この二つは全く違います。精神科は「精神」を専門にするのに対して、神経内科は「脳」もしくは「神経」を専門にしています。ただしこの説明では「精神」と「神経」の違いを混同している方には余計に混乱の元だろうと思うので、具体的に診る病気を挙げましょう。

精神科:精神疾患
     例:うつ病・統合失調症など

(脳)神経内科:神経疾患
     例:脳卒中・神経変性疾患(パーキンソン病など)

です。

さらに具体的に挙げていきましょう。

急に片半身が動かなくなった! → (脳)神経内科

気分が落ち込む        → 精神科

両足がしびれる        → (脳)神経内科  (※症状によっては整形外科のこともあります)

見えないはずのものが見える  → 精神科

といった具合です。

ここで先ほどから何度も『 (脳)神経内科 』と書いているのは、実は数年前(2017年)までは『神経内科』と呼ばれていたためです。2017年に全ての神経内科に対して「脳神経内科」と変更するように通知が出されており、他の混同しやすい標榜科(精神科・心療内科)との差別化が図られています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?再度復習すると、、

心療内科:心身症(ストレスが原因の身体の病気)
     例:過敏性腸症候群・片頭痛など

精神科(神経科):精神疾患
     例:うつ病・統合失調症など

(脳)神経内科:神経疾患
     例:脳卒中・神経変性疾患(パーキンソン病など)

となります。

無駄足にならないように、ご自身の症状がどこに当てはまりそうか、理解して受診しましょう。

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