本当の「共感」とは・・・

患者さんに限らず、ひとに「共感」されることは、好ましいことだと思います。

今回は改めて「共感」について考えます。

他人を怒らせて困っている人のイラスト(男性)

共感には2種類ある!

共感に種類があることはあまり知られていません。

様々な見解がありますが、今回は「共感」を

・情緒的共感

・認知的共感

の二つに分ける考え方を紹介したいと思います。

情緒的共感とは?

情緒的共感とは、

相手と感情を共有して心を響かせ合う能力

とされ、一般的に用いる「共感」に近い概念です。もしかすると「同情」と同じ意味で使う人もいるかもしれません。

この共感を得ることは、同じ体験をしているのでない限りは、非常に難しく(主客問題)、また共感していると一方が思っていても、他方は共感と感じていなかったりすることもあります。

認知的共感とは?

他方の認知的共感とは、

相手の意図や気持ちを「頭でわかる」こと

とされます。

一般には「共感」というよりも「理解」という言葉の方がしっくりくるため、
これを共感と呼ぶことは、若干違和感があるかもしれません。

しかし、医療者は患者さんと全く同じ体験をすることは、ほとんどの場合困難であり、またある程度、医療者としての客観性も必要であることから、この「認知的共感」の方を、より重要視すべきという考え方もあります。

まとめ

この共感を「認知的共感」と「情緒的共感」に分ける考え方は、心療内科で医療者が必要とされる「治療的自己」の考え方とも非常に近いものがあります。

医療者は「共感」的態度をとることが是とされますが、その中身にも気を配っていきたいものです。

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