心療内科で使うクスリ

心療内科の治療の主体はあくまで心理療法ですが、必要に応じてお薬も処方されます。

世の中では、「心療内科のクスリってなんか怖い・・・」といったイメージが多くもたれているのが現実です。

ここでは、心療内科でよく使われるクスリについて解説し、メリット・デメリットを確認していきましょう。

精神面に作用するクスリ=向精神薬(こうせいしんやく)

いきなり難しい言葉が出てきてしまいました・・・。が、例えば、ばい菌に対する「抗生物質(こうせいぶっしつ)」とか「抗菌薬(こうきんやく)」という用語が比較的一般的に用いられるのに対して、「向精神薬(こうせいしんやく)」という用語はあまり知られていません。

「向精神薬 (こうせいしんやく) 」は知っておいて損はない言葉です。

向精神薬とは、非常に簡単に言うと精神面に作用するクスリ全般を指します。その中に、不安に対するクスリ (抗不安薬)、うつに対するクスリ (抗うつ薬)、認知症に対するクスリ(抗認知症薬)、睡眠を助けるクスリ(睡眠薬)などが含まれます。

一つ一つは別の項目で別に解説しますが、これらをひっくるめて 「向精神薬 (こうせいしんやく) 」 というんだということは頭に入れておいてください。

心療内科で使うクスリとは?

心療内科と精神科の違いのところでも解説したように、心療内科では主に心身症の診療に当たります。したがって、心身症の種類によって処方される薬は大きく異なります。

例えば気管支喘息であればステロイド吸入薬が、下痢型の過敏性腸症候群であれば下痢止めが中心となったりなどです。ここまでは実は一般内科や各専門内科でも処方されることが多いでしょう。

しかし、心療内科ではこれらに加えて必要に応じて向精神薬が使われます。ここが、お薬の治療において、他の内科と心療内科の最大の違いです。

クスリを使うメリット・デメリット

「クスリはリスク」

この言葉をご存知のかたは多いと思います。

実際、クスリは何らかの変化を身体にもたらすことが多いため(そのためのクスリですから・・・)、それが良く出れば薬効ということになりますし、悪く出れば副作用ということになります。

どんなクスリでも完全に副作用がゼロのクスリはありません。また、どんなクスリでも一定の効果はあります。(例えば飴玉でも信じて飲めば3割くらいの方に効果はでます。これをプラセボ効果といいます。)

例えば、先に例に挙げた抗生物質。日本では非常によく処方されますが、抗生物質による副作用(下痢・腎臓が悪くなる・・・など)はあまり知られていません。

他にもよく処方される胃薬でも、頻度は低いですが、下痢の原因になったり、貧血になったりすることもあります。

一方で、向精神薬は、これらのクスリに比較して副作用が過大に認識されている事実は否めません。

もちろん向精神薬にも様々な副作用があり、その中でも特に抗不安薬(いわゆる安定剤)の依存は注意しなくてはなりません。しかし、これらの副作用の多くは、適切に用いていれば予防できるものです。したがって、処方を受ける・継続するときに、何の目的で飲んでいるかを確認するクセにしておくと良いと思います。

まとめ

心療内科でお薬の処方を受けるときには、一度どんなクスリでどんな効能・副作用があるのか、主治医の先生に確認してみることをオススメします。

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