糖尿病(心身症)の治療法

別の記事で心身症としての高血圧を取り上げましたが、糖尿病も心身症の要素を持ち合わせる病気の一つです。

今回はその糖尿病(心身症)の治療法について解説します!

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そもそも糖尿病は心身症!?

復習ですが、心身症とは非常に簡単に言うと、「ストレスからくる身体の病気」でした。

もう少し難しい定義では、

「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与する器質的ないし機能的障害がみとめられる病態をいう。神経症やうつ病など他の精神障害にともなう身体症状は除外する。」

となります。

糖尿病は、初期のうちは症状がないことがほとんどですが、血液検査などで診断できる身体の病気の一つです。

これが「ストレスからくる」「心理社会的な因子が密接に関与する」とはどういうことでしょうか?

皆さん、ストレスがかかるとついつい暴飲暴食してしまうことはありませんか?

または一時的に甘いものを食べて、心がすっとするなんて経験はありませんか?

このように、ひとの食行動や血糖値は情動(感情)によって大きく左右されます。逆に感情によって行動は変わります。

勿論、それ以外の要素(ストレスにさらされ続けると血糖が上がるホルモンが出る)もありますが、いずれにせよ、糖尿病はれっきとした心身症の一つです。

糖尿病(心身症)には各種の心理療法が有用!

糖尿病が心身症と分かったところで、
各種の心身症には「心理療法」が有用です。

心理療法と言っても別に取り上げたように、星の数ほど様々な心理療法があるのですが、糖尿病に関してはエンパワーメントアプローチ(糖尿病エンパワーメント)、動機づけ面接などが有名です。

糖尿病エンパワーメントとは?

「患者が糖尿病を管理するために、患者の潜在的能力を見つけ出し、使用できるように援助すること」を医療者の役割にするという心理療法です。

すなわち、患者さん自身が主体的に病気に向かい合えるように支援するということです。

実は、医者に限らず、多くの医療者は患者さんを(もしくは患者さんの病気を)管理したがります。

糖尿病の場合であれば、

血糖が高い⇒血糖を低くする

ということです。

しかし、ここには実際には患者個人が間に挟まっていて、

血糖が高い ⇒ 患者が行動をする ⇒ 血糖が下がる

という風になるはずです。

この「行動をする」というのがみそで、

実は人間、人から言われたことはほとんど行動の動機づけになりません。

例えば、子供のころ「夏休みの宿題やりなさい!」と親から言われて、やった経験がある人はほぼ皆無ではないかと思います。

では何をもって行動するか?というと「自発的な動機づけ」が鍵になります。

すなわち、「自分は出来る」「やることに意味がある」といった思いがないと
行動に移すことはありません。

したがって、そこに至るまで自信度や重要度を高める必要があるわけで、これが糖尿病エンパワーメントになります。

もう一つ取り上げた「動機づけ面接」は別に取り上げます。

まとめ

今回は糖尿病に対する心理療法、とくに糖尿病エンパワーメントについてまとめました。糖尿病で病院にかかっている人は主治医と相談して、こういった心理療法を組み合わせて治療に用いることことも検討してみてはどうでしょうか。

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