これがわからないとヤバイ!?『認知』と『感情』の違い・・・

いまや心理療法の治療の大御所となった感もある認知行動療法。

今回は認知行動療法における基本中の基本、『認知』と『感情』の違いについて解説します。

認知行動療法とは?

心理に働きかける心理療法(精神療法)のうち、近年最もメジャーになりつつあるのが、この『認知行動療法』です。

端的には考え方のクセもしくは行動のいずれか(もしくは両方)を変えていくことで、様々な状況に対処しやすくする治療法です。

具体的には、とある状況下におかれた人は様々な反応が出ます。

『身体反応』『行動』『感情』『認知(思考)』などです。

このうち、意識して制御できるものは『認知(思考)』と『行動』のみです。

ここから「認知行動療法」という名前が生まれました。

具体例で考える「認知行動療法」

腹痛のイラスト(女性)

では認知行動療法を具体例で考えてみましょう。

最近パートでありながら、人を指導する立場になったAさん。

人に強く指導した経験がないAさんは、つい他人に対してきつい物言いになってしまうようで、言ってもあまり言うことを聞いてもらえません。

ここ最近職場に行く前になると、おなかが痛くなって下痢をする事を繰り返しています。(過敏性腸症候群(心身症)ですね)

このAさんの反応をまとめると・・・

状況:会社に行く前 人を指導する立場にある

身体反応:腹痛・冷や汗・動悸

行動:会社に行く前に寄り道する。トイレに行ってから電車に乗る。

認知:「また言うこと聞いてくれないんじゃないか。」「業績上がらないと、上司に叱責されるんじゃないか。」

感情:不安・怒り

このような感じです。

認知行動療法における『認知』と『感情』の違い

認知行動療法を行う上で、とても大事なことが、制御できる「認知」と制御できない「感情」を区別することです。ではこの二つを、どのように区別すればよいのでしょうか?

例をいくつか挙げましょう。

恐怖 笑われる 嬉しい 悲しい 上手くいく 成功する 失敗する 驚き
怒り 不安 馬鹿にされる 邪魔者扱いされる 賞賛される

いかがでしょうか?
きちんと分類できましたか?

正解は・・・

認知:笑われる 上手くいく 成功する 失敗する 馬鹿にされる 邪魔者扱いされる 賞賛される

感情: 恐怖 嬉しい 悲しい 驚き 怒り 不安

です!

まとめ

人によって認知のクセは異なります。

日本人はこの「認知」と「感情」の区別が欧米人に比較して苦手と言われています。

ただ、 「認知」と「感情」 の区別は認知行動療法にとっては最初の一歩とも言えるものであり、普段の生活でも活かしていく事ができることなので、是非日常でも練習してみましょう。

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