心療内科受診にあたっての3つの心構え

今回は、心療内科受診に当たっての3つの心構えという話をさせていただきます。

心療内科受診に心構えなんているの!?と思われる方も少なくないかもしれません。

しかし、この3つをしっかり心に留めて受診していただくことで、心療内科をよりよく生かすことが可能になると思います。

カウンセリングのイラスト(女性医師)

心構え その1 先生と仲良くなる!

まず大前提は先生と仲良くなる!です。

別の記事に心療内科を受診する理由について解説しましたが、概して心療内科の外来に来られるかたは、自ら進んでというよりも、他人に言われて、、、あるいは半信半疑で、、、といった方が少なくありません。

しかし、勧めた方は理由があって勧めたはずなので、まずは先生と仲良くなることを意識しましょう。

具体的には、

・自分の症状を的確に伝える(この時、メモなどを持参すると寄りよいでしょう)

・わからないことは素直に聞く

・どういう見通しなのか、あるいは見通しがつかないのか確認する

などです。

これらを聞くことは、実は先生の方も求めていることです。

また疑心暗鬼で心療内科を受診されるとしても、少なくとも6:4くらいでは信じてほしいなと思います。

心構え その2 最低3回は通う!

心構え その1と共通しますが、1回2回の受診で来なくなってしまう方が時々おられます。

これは心療内科医の力量不足によるところもあると思いますが、心療内科における様々な治療(心理療法・薬物療法)は1回の介入でうまくいくとは限りません。

もちろん、1回でドンピシャの処方や技術を提供できるのが理想ですが、後述するように、心療内科の治療は非常に多様性があるため、ある程度の微調整・試行錯誤が必要になることが多いです。

加えて、例えば抗うつ薬などの場合、効果が出てくるまでに1か月程度を要することが多いため、薬を飲みだしても効果がない(もしくは副作用だけ出る)ので、次回の外来に行かないということは、実は効いているかもしれない薬を途中で止めてしまうという、もったいないことにもなりかねません。

したがって、数回の受診で来なくなってしまわれるのは、非常に申し訳なく、最低3回(期間にすると3か月程度)は通っていただきたいなと思います。

また一回あっただけではその人の人となりを十分に理解することは難しいという側面もあります。それは患者さんが医者を判断する際にもそうですし、逆に医者が患者さんの病状・病態を正確に把握することもそうです。

心構え その3 「治してもらおう」と思わない!

最後もおかしな心構えと思われるかもしれませんが、前述の通り、心療内科の治療の肝は

「患者さんの資源(リソース)をいかに上手に用いていくか」

ということにつきます。

したがって、治療は患者さんと医療者の共同作業であって、一方的に医者に治してもらうというよりも「(もちろんそれで良くなる方も一定割合ではいますが…)、一緒に治すといったほうが正しいと思います。

現代医療は、医学の進歩が故に、非常に医療に期待される事が多く、夢の治療法とか夢の薬などに幻想を抱きがちです。もちろん、薬や技術も日々進歩していますし、心身症の治療薬も年々進化しているのですが、一方で特効薬というのは未だに存在しないのが現状です。

したがって、過剰に期待することなく、自分ができることを先生とよく相談して治療に臨まれることをお勧めしています。

まとめ

心療内科受診に当たっての3つの心構えについてまとめました。

受診中の方、受診を検討されているかたは、ご参考になれば幸いです。

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